東京都の太陽光・蓄電池補助金まとめ|23区別の違いと見積もり前の注意点

東京都23区 × 太陽光発電・蓄電池補助金

東京都の太陽光・蓄電池補助金まとめ|23区別の違いと見積もり前の注意点

東京都で太陽光発電や蓄電池を導入する場合、まず確認すべきなのは「東京都の補助金」と「お住まいの区の独自補助金」です。 東京都の補助金は金額が大きい一方で、23区の独自補助は区によって大きく違います。 太陽光・蓄電池の両方に補助がある区、太陽光だけ補助がある区、再エネ電力切替など別メニュー中心の区、区独自の直接補助がない区もあります。 この記事では、東京都の令和8年度補助金の基本と、23区別の違い、見積もり前に確認すべき注意点をまとめます。

この記事の確認日 2026年6月1日時点

この記事の結論

東京都補助が主軸

既存住宅の太陽光は最大45万円が目安。蓄電池は10万円/kWhで、DR実証参加により10万〜15万円の加算があります。

23区補助は差が大きい

港区・品川区・葛飾区などは区独自補助が比較的手厚く、世田谷区・板橋区・渋谷区などは東京都補助中心で考える必要があります。

見積もり前の確認が重要

区によって申請タイミングが工事前・工事後・事前申込制など異なります。契約前に申請順序を確認しましょう。

東京都の太陽光・蓄電池補助金の基本

東京都で太陽光発電・蓄電池を導入する場合、最も大きな補助金候補はクール・ネット東京の住宅向け補助金です。 令和8年度の太陽光発電補助は、既存住宅と新築住宅で助成額が異なります。 蓄電池は、蓄電容量に応じた助成に加え、DR実証参加による加算が用意されています。

対象設備 令和8年度の助成額目安 主な確認ポイント
太陽光発電・既存住宅 3.75kW以下:15万円/kW、上限45万円
3.75kW超:12万円/kW
事前申込、JET/IEC認証、50kW未満、住宅で使用すること
太陽光発電・新築住宅 3.6kW以下:12万円/kW、上限36万円
3.6kW超:10万円/kW
新築住宅は既存住宅より単価が低め。設置義務化対象住宅では契約条件も確認
既存住宅の陸屋根 架台設置:10万円/kW
防水工事:18万円/kW
陸屋根の場合は架台・防水工事の内訳を見積書で分ける
蓄電池パッケージ 10万円/kWh
DR実証に参加しない場合は上限120万円/戸
SII登録機器、税抜対象経費、太陽光設置済み・同時設置または再エネ電力契約
DR実証加算 10万円または15万円加算 交付申請兼実績報告前にDR実証契約が必要。IoT機器の有無で加算額が変わる
東京都補助は「補助金込み価格」だけで判断しない

補助金は、対象機器・申請順序・必要書類・予算状況によって受け取れない場合があります。 見積もりでは、補助金が出た場合の実質負担額だけでなく、補助金が出なかった場合の総額も確認しましょう。

23区別の太陽光・蓄電池補助金早見表

23区の独自補助は、制度名・補助額・申請タイミング・対象設備が区ごとに異なります。 下の表は、令和8年度時点で確認できる主な傾向をまとめたものです。 予算到達で終了する場合があるため、見積もり前に各区の公式ページを必ず確認してください。

区独自補助の目安 特徴・見積もり前の注意点
千代田区 省エネルギー改修等助成。太陽光・蓄電池は対象経費割合型の制度として確認 申請が混み合う場合があります。見積もり前にパンフレットで対象経費・上限・併用条件を確認。
中央区 太陽光は最大35万円、蓄電池は最大10万円が目安。中央エコアクトで増額の可能性 対象経費は税抜。東京都補助と併用する場合、区補助が減額される場合があります。
港区 太陽光10万円/kW・上限40万円、蓄電池4万円/kWh・上限20万円が目安 区補助が比較的手厚い区。工事着工前申請・完了報告期限に注意。
新宿区 太陽光は最大30万円、蓄電池は最大10万円が目安 施工・支払い完了後に申請。受付期間が期別に分かれるため、予算消化に注意。
文京区 太陽光7万円/kW・上限35万円、蓄電池2万円/kWh・上限10万円が目安 完了後申請型。製品保証書、型番、写真など工事後に必要な書類を契約前に確認。
台東区 太陽光5万円/kW・上限20万円、蓄電池1万円/kWh・上限10万円が目安 令和8年度から手続きが変わり、事前申込制。受付期間が短い点に注意。
墨田区 太陽光5万円/kW・上限20万円、蓄電池は工事費の一部・上限5万円が目安 工事着工前申請が必要。足場設置後では対象外になる可能性があります。
江東区 太陽光5万円/kW・上限20万円。蓄電池同時申請で太陽光6万円/kW・上限24万円。蓄電池は最大20万円が目安 太陽光と蓄電池を同時申請すると補助額が増える可能性があります。同時設置の見積もり比較が重要。
品川区 太陽光5万円/kW・上限20万円、蓄電池3万円/kWh・上限30万円が目安 受付予定件数が限られるため早めの準備が必要。集合住宅・事業所は別枠の可能性あり。
目黒区 太陽光3万円/kW・上限15万円、蓄電池は本体価格の一部・上限7万円が目安 令和8年度は6月1日受付開始。エコ住宅助成との同時申請不可に注意。
大田区 住宅リフォーム助成で助成対象額の10%・上限20万円が目安 太陽光・蓄電池単体補助ではなくリフォーム助成。区内中小事業者との契約、工事前の事前申込が重要。
世田谷区 令和8年度は太陽光発電システムが区補助対象外。蓄電池も東京都補助中心で確認 区独自補助より東京都補助を主軸に検討。断熱改修など別メニューとの違いに注意。
渋谷区 太陽光・蓄電池の直接補助は確認しづらく、再エネ100%電力切替で3万ハチペイポイントの制度あり 太陽光・蓄電池は東京都補助中心。再エネ電力切替補助と混同しないこと。
中野区 太陽光は定額15万円、蓄電池は定額10万円が目安 前期・後期で受付。前期予算消化後でも後期受付があるため、申請時期を確認。
杉並区 太陽光4万円/kW・上限12万円、蓄電池は定額5万円 工事・支払い完了後に申請。SII登録蓄電池、容量3kWh以上などの条件を確認。
豊島区 太陽光2万円/kW・上限8万円、蓄電池1万円/kWh・上限5万円が目安 施工完了後の申請。申請から交付決定まで時間がかかる可能性があります。
北区 太陽光8万円/kW・上限20万円、区内業者は9.6万円/kW・上限24万円。蓄電池も区内業者加算あり 工事着工前申請が重要。区内業者利用で補助単価が上がるため、契約住所を確認。
荒川区 太陽光2万円/kW。上限は区内業者30万円・区外業者25万円。蓄電池は区内業者15万円・区外業者10万円が目安 区内業者利用で上限が上がります。全量売電目的は対象外のため、自家消費前提で比較。
板橋区 令和8年度時点では、太陽光・蓄電池への区独自直接補助は確認しづらく、東京都補助中心 区独自補助がない前提で、東京都補助と国制度、見積価格の比較を重視。
練馬区 太陽光発電は定額8万円が目安。蓄電池は区独自より東京都補助中心で確認 設置完了後申請。必要書類・写真・設置完了証明書を契約前に確認。
足立区 太陽光6万円/kW・上限24万円、区内事業者なら7.2万円/kW・上限28.8万円。蓄電池5万円、区内事業者6万円 区内事業者利用で補助額が増えます。設置後申請でも契約前の書類確認が重要。
葛飾区 太陽光6万円/kW・上限30万円、蓄電池は経費の1/4・上限20万円、併設加算5万円が目安 太陽光+蓄電池の組み合わせで加算あり。同時設置・既設機器との組み合わせ条件を確認。
江戸川区 太陽光・定置型蓄電池の単独補助は令和7年度で終了。再エネ100%電力切替で最大4万円が目安 東京都補助が主軸。ポータブル蓄電池補助と定置型蓄電池を混同しないこと。

※上表は令和8年度時点の公開情報をもとにした概要です。補助金は予算到達・年度途中変更・受付停止があるため、契約前に必ず各区の公式ページと施工会社へ確認してください。

23区補助金のタイプ別の違い

23区の補助金は、金額だけでなく制度のタイプも違います。 見積もり前には、自分の区がどのタイプに近いかを確認しておきましょう。

太陽光・蓄電池どちらも補助あり

港区、中央区、品川区、杉並区、豊島区、足立区、葛飾区など。区と東京都の併用で補助額が大きくなりやすいタイプです。

太陽光中心・蓄電池は東京都中心

練馬区など。区独自補助は太陽光中心で、蓄電池は東京都補助を主軸に見る必要があります。

リフォーム助成・再エネ切替型

大田区、江戸川区、渋谷区など。太陽光・蓄電池専用ではなく、リフォーム助成や再エネ電力切替制度として確認するタイプです。

区独自の直接補助がない・少ない

世田谷区、板橋区など。東京都補助と見積もり比較が特に重要です。

区独自補助が少ない区でも損とは限りません

区独自補助が少なくても、東京都補助の金額が大きいため、導入メリットが出るケースはあります。 逆に、区独自補助が手厚くても、見積もり価格が高すぎると実質メリットは小さくなります。

見積もり前に確認すべき注意点

1. 申請タイミングを必ず確認する

23区の補助金は、工事前申請、設置完了後申請、事前申込制、期別受付など、申請タイミングが異なります。 東京都補助も事前申込が重要です。 契約前に「東京都はいつ申請するのか」「区は工事前か工事後か」「誰が申請するのか」を施工会社に確認しましょう。

2. 太陽光はkW単価で比較する

太陽光発電は、総額だけでは比較できません。 3kW、4kW、5kWでは価格も補助額も変わるため、太陽光関連費用を設置容量kWで割って比較しましょう。

太陽光の比較式 太陽光の実質単価 = 太陽光関連費用 ÷ 設置容量kW

3. 蓄電池はkWh単価で比較する

蓄電池は容量が違うと総額比較ができません。 6.5kWhと9.8kWhでは本体価格も使える電力量も異なります。 1kWhあたりの価格、全負荷型か特定負荷型か、停電時に使える回路を確認しましょう。

蓄電池の比較式 蓄電池の実質単価 = 蓄電池関連費用 ÷ 蓄電容量kWh

4. 区内業者加算の有無を確認する

北区、足立区、荒川区、大田区などでは、区内業者利用が補助額や対象可否に関係することがあります。 「その区で施工できる会社」ではなく、「補助金上の区内業者条件を満たす会社」かどうかを確認しましょう。

5. 見積書の内訳を分けてもらう

「太陽光一式」「蓄電池一式」だけでは、補助対象経費や価格の妥当性を判断しにくくなります。 見積書では、太陽光パネル、パワーコンディショナ、蓄電池本体、分電盤工事、足場、防水工事、申請代行費、保証費を分けてもらいましょう。

6. DR実証契約のタイミングを確認する

蓄電池で東京都のDR実証加算を狙う場合、交付申請兼実績報告前にDR実証契約を締結する必要があります。 受付後に契約すると加算が適用できない可能性があるため、見積もり段階でDR対応機器・契約日・申請順序を確認しましょう。

補助金の概算シミュレーション

実際の補助額は、設置容量、機器、対象経費、区独自補助、DR実証参加、予算状況によって変わります。 ここでは、既存住宅に太陽光4.0kWと蓄電池6.5kWhを導入する場合の東京都補助の概算を見てみます。

東京都 太陽光4.0kW 約48万円 4.0kW × 12万円/kW
東京都 蓄電池6.5kWh 約65万円 6.5kWh × 10万円/kWh
DR実証加算 10〜15万円 条件を満たす場合
区独自補助 0〜数十万円 区により大きく異なる

※上記は単純計算の例です。助成対象経費、補助金併用時の控除、対象機器、申請順序によって実際の助成額は変わります。

契約前チェックリスト

東京都で太陽光・蓄電池を契約する前に、次の項目を確認しましょう。

23区の補助金を活用するなら

東京都補助と区独自補助の両方に対応できる会社を比較しましょう

太陽光・蓄電池は、補助金額だけでなく、見積もり総額、機器の型番、施工品質、保証、申請サポートで実質負担が変わります。 1社だけで決めず、東京都補助とお住まいの区の制度に詳しい会社を比較しましょう。

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東京都23区の太陽光・蓄電池補助金でよくある質問

令和8年度の既存住宅では、3.75kW以下が15万円/kW・上限45万円、3.75kW超が12万円/kWです。 新築住宅では3.6kW以下が12万円/kW・上限36万円、3.6kW超が10万円/kWです。

令和8年度は蓄電池パッケージが10万円/kWhです。 DR実証に参加しない場合は上限120万円/戸で、DR実証に参加する場合は10万円または15万円の加算があります。

併用できる可能性があります。 ただし、区によって他補助金の控除方法や併用条件が異なります。 また、東京都側でも同種助成金の重複受給に制限があるため、契約前に公式窓口と施工会社へ確認しましょう。

港区、品川区、葛飾区、足立区、中央区などは区独自補助が比較的使いやすい傾向があります。 ただし、区内業者条件、申請順序、受付件数、予算状況により実際の使いやすさは変わります。

あります。 世田谷区、板橋区、渋谷区などで区独自の太陽光・蓄電池直接補助が少ない場合でも、東京都補助が大きいため、条件次第で導入費用を抑えられます。 その場合は特に、見積もり総額と補助金申請サポートの比較が重要です。

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